ガレージの用途・タイプについて考える
今回は、そういったことがないように、事前に検討するべき材料を洗い出すきっかけになるような内容にしたいと思います。
「ガレージハウス」と一言に言っても、色んな種類があると思っています。
一般的な”田舎”と言われるような場所で土地は十分に広い場合、「広いスペースに倉庫タイプのガレージ」を置くと、ほんとに何でも出来るガレージになりますよね。
しかし、ガレージが家から離れたりすると、出入りが面倒だったり、倉庫タイプでも断熱処理や遮熱が重要になってきたり、電気や電源などを引いてきたり、配慮しないといけないことはありますよね。
一般的な地域での一戸建てでビルトイン・インナータイプを考える場合、広さの確保はなかなか現実的に難しいことが多く、広くペースを確保したとしても倉庫タイプのような広さを確保するのは難しいと思われます。
オープンタイプとビルトイン・インナータイプを隣接させると、便利で広いスペースの確保が出来ますが、やはり土地の広さが肝になってきますね。
バイク専用ガレージは、広さはなくてもバイクや自転車(1台〜2台)を雨風から守れて、車両のメンテナンス作業くらいは出来るくらいのスペックはあります。
庭に設置できたりもするので、広くはなくてもとても現実的な選択肢だと思われます。
無理に広いガレージを建てたけどコストと維持などを考えると萎えてしまう一方で、現実的なコストで好きな車両を守れて軽い作業を行うことが出来、日頃の維持するための負担を軽減出来るとなると、どちらが現実的なガレージかは一目瞭然ですよね。
ご家族の理解が必要だったり、コストの問題であったり、維持することであったり、乗り物が変わっていくような環境の変化などを考えると、無理なことをするのは禁物かなと思いますので、事前にシナリオやケースを書き出し、色んな想定はしておくべきかなと考えています。
どんどん出世したり、起業してまぁまぁの小金持ちになったりして、家をどんどん広くしていくくらいの仕事をされる方は最初から大きなガレージを狙っていくことをおすすめしたいかなと思っています(笑)
ざっくりガレージの分類
分類内容
ざっくりではありますが、以下のような分類をしてみました。
- 車を停めて、家の中から車を眺めることを想定。
洗車などは外でするから内装は見た目重視。
書斎や作業場となるスペースと隣接。
自転車やバイクは屋外駐輪。
ビルトイン・インナータイプ。 - バイクや自転車を停めて、バイク整備やカスタム作業をすることを想定。
車は屋外駐車。
ビルトイン・インナータイプ。 - BBQや釣りなどのアウトドアを楽しむための道具置き場と、実際にBBQやテントを張って遊ぶことを想定。
ビルトイン・インナータイプ。 - スーパーカーを停めておくことを想定。
全てにおいてハイグレード。
ビルトイン・インナータイプ。 - 車4台分以上のスペースがあり、車やバイク、トレーラーなども停めれて、(バイクや車やジェットスキーや四輪カートや自転車など)色んな作業をすることを想定。
倉庫タイプ。 - バイク専用ガレージ。
倉庫タイプ。 - 車を雨から守れて、車内に直射日光が当たる時間を軽減することを想定。
オープンタイプ。 - 自転車やバイクを雨から守ることを想定。
オープンタイプ。
ガレージを考える際の補足的なこと
補足としては、以下のようなことは考慮した方がいいかもしれません。
- 模型や絵画をしてみたい・・・という場合、ビルトイン・インナータイプであれば実現するとは思います。
しかし、注意しないといけないこともあります。
一度作業を開始すると一時的に放置することがあると思います。
また、放置期間に液体をこぼしてしまったり、匂いが部屋中に充満するようなことがある場合、明確な作業スペースを用意しないといけないため、ギリギリの広さでは難しい場合があると思われます。 - 意外とガレージには砂や埃などが入ってきます。
コンクリートの埃かもしれません。定期的な掃除をしないと、まぁまぁ汚れていきモチベーションに影響することがあるかもしれません。
ただただ広さを求めるのも、色々と考えものかもしれません。 - 暑さ・寒さや湿気を考慮しないと、真夏や真冬はガレージ内で作業することが厳しい時もあります。
特にビルトイン・インナータイプのガレージの場合、断熱や素材は十分に検討をした方がいいかもしれません。
無茶な考え方の例
私個人的に感じる”無茶な例”を書き出してみたいと思います。
”無茶”というのは、早かれ遅かれガレージライフが破綻して、長く続かないガレージライフのことです。
- 現実的ではない趣味を想定するケース。
油絵を書いてみたい・・・と、バリバリの”旧車會”でカスタムバイクを走らせるような方が言っても、無理ありますよね。 - まだ生まれていない子どもの人数を想定するケース。
3人の子どもが欲しくて、3人が小さいうちはこのガレージで・・・と言っても、その頃にはかかる経費も凄いですし、ガレージで遊ぶ前に子育てというワークがあるかなと感じています。
色々と無理がありそうなので、そこはもう少し現実に寄せたケースを考えた方がいいかなと思います。 - ガレージがあるが故に家の価格・支払いが給料ギリギリになるケース。
家はもう少しゆとりを持って購入すべきだと思っています。
生活は15年もあればガラッと変わります。
それ以上の期間、無理な支払いを続けるのは得策ではありませんよね。
ローンの支払い期間が35年以上、、、という話を先日テレビで見ましたが、最後まで支払われるとは思ってないでしょ?と聞きたくなるようなならないような・・・。 - ハリボテDIYで頑張っていこうとするケース。
DIYで倉庫タイプのガレージを進化させる方はいらっしゃいますが、建築ど素人が何もかもを一人でつくろうとするのは無理がありますよね。
ビルトイン・インナータイプの壁をガンガン削ったり、断熱のための作業を順序守らず行ったり・・・みたいな、耐震や建築基準などを無視してコスト重視で何でもかんでもやろうとするのはまぁまぁ無理があるかなと思います。
コストをかけたからと言って必ずいいモノが出来るとは言い難い世界かもしれませんが、コスト重視すぎて、色々と穴だらけな建築になることは珍しいことではありません。
個人的に思う”イイ落とし所”
個人的に思うイイ落とし所は以下のポイントかなと感じています。
- 趣味の限界がある程度見えていて、それ以上でもそれ以下でもないくらいにジャストサイズな広さのガレージ。
- 起業してどんどん成果を出して給料を増やしていき、家やガレージ自体をアップデートしていく。
- ローンの支払いに無理がない範囲で、みんなと相談して出す結論。
- 何でもかんでも散財しない生活の中で考えるガレージ。
というところかなと思います。
ガレージに限ったことではない気がしますが、まさにそういう派手さのない考え方こそが王道かなと思います。
無理して無茶しても、楽しくないですよね。
終わりに
私は、「貯金しなくてもイイと思っている派」です。
貯金ゼロだと困ることがありそうですが、その程度のことは何とでもなるかな・・・と思っているんですね。
例えば、若い頃から貯金を頑張っても、65歳になっても働かないといけない人の方が圧倒的に多いんじゃないかなと思います。
日本の給料の水準と、生活で使う経費の水準のバランスは全然あってないと思います。
例えば、頑張って3,000万貯金したとして、65歳で悠々自適な生活をして、少しずつ預貯金を使い始めたとして、いつまでそれで生活できますかね?
綺麗に想定通りにいきますかね?
悠々自適な生活でも、社会でのコミュニケーションや、身体や頭を使うことなど、重要なことはたくさんあると思うんですね。
その重要なことはせずに、預貯金に満足してるだけでは、早かれ遅かれ破綻してしまう気がするんですよね。
あと、数人に一人は離婚する時代です。
預貯金が出来ても、そこで失うことも大いにあり得ますよね。
別に離婚が悪いと言ってるわけではなく、そういう”イイ”か”悪い”か分からないようなところで使うための預貯金というのも悲しいですよね。
だからと言って、常にギリギリまで散財してイイ・・・とも思っていなくて、使った経費は経験値やリターンを得ないと意味はないと思うんですね。
私は、基本的に、どのような方であっても仕事を全力で頑張るべき・・・と思っていたりしますので、ガレージハウスを視野に入れるくらいに活発な方でしたら、やはり仕事を頑張っていき、65歳になろうが何歳になろうが、常に頭と身体を使って活動的でいれば、預貯金よりも、健全な生活が待ってるかなと感じています。
せっかく家を購入するわけですので、どうせなら、そういうポジティブで重要なことに対して意味を持つ家でありたく思いますよね。
なので、無理をせず、しかし、仕事は頑張りまくってガレージハウスを購入!が理想かな・・・なんて思う最近だったりします。
ガレージハウスって少なからず遊びや趣味性があるので、なかなか難しいなと感じています。
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